🌱キャリア相談の選び方
〜公的支援と民間サービス、あなたに合うのは?〜
前回の記事では、企業内のキャリア支援や、個人が利用できる相談サービスについてご紹介しました。
今回はもう一歩踏み込んで、実際にキャリア相談を受けたいと思ったときに、
「どこで・誰に・どんなふうに」相談すればよいのか? を考えていきます。
公的機関でのキャリア相談
まずは公的支援。たとえば以下のような場所で、無料でキャリア相談を受けることができます。
- ハローワーク
- ジョブカフェ(若者向け)
- 厚生労働省委託事業である「キャリア形成・リスキリング推進事業
多くは予約制で、1回45分程度の相談が基本。
職務経歴や希望職種の整理、職業訓練の紹介、履歴書や面接のアドバイスなどを受けることができます。
ただし、実施しているのはあくまで行政主導の支援の一環であるため、
- 時間や回数に制限がある
- 一貫した支援が受けにくい
- 自分と相性の合う相談員に出会えるかは運次第
といった特徴もあります。
民間のキャリア相談サービス
一方で、民間のキャリアコンサルティングは、内容やスタイルにバリエーションがあるのが特長です。
たとえば私が提供している「Happath」のキャリア相談では、
テキストでのやりとりに対応したり、継続的なサポートや振り返りの支援など、より個人に寄り添った支援を重視しています。
また最近では、キャリアコーチやコンサルタントによるオンラインサービスも増えており、
「話すのが苦手」「忙しくて移動できない」といった方でも気軽に利用できる選択肢が広がっています。
公的 or 民間?どちらが良いの?
どちらが良い、悪いではなく、目的や状況に応じた選択が大切です。
比較項目 | 公的機関 | 民間サービス |
---|---|---|
費用 | 無料 | 有料(内容により) |
時間・回数 | 限定されることが多い | 柔軟な対応が可能 |
内容の自由度 | 制限あり(就職支援が中心) | 個人の人生や価値観に焦点をあてる支援も可能 |
担当者 | 指名不可、相性にばらつきあり | 指名可能な場合も多い |
たとえば、「転職活動中で履歴書や職務経歴書の添削だけお願いしたい」という場合は、ハローワークなどの公的機関が適しているかもしれません。転職サイト等でも同様に無料の添削サービスを行なっているところがありますので、活用してみるのも良いかもしれませんね。
一方、「将来どう生きていきたいか」「自分の軸を見つけたい」といった深いテーマでの対話を求めているなら、民間のサービスを選ぶ方が、より満足度の高い支援につながる可能性があります。
あなたの今の状況や目的にあわせて、キャリア相談の窓口を選んでみてください。
キャリアの小径vol.4
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