🌱「自分に自信がない…」を乗り越える自己PR術
「面接で自分の強みを聞かれても、うまく話せない…」 「自分には、人から評価されるような強みなんてない…」
もしあなたが、そんな風に感じているとしたら、それはあなたの能力が低いわけではありません。それは、自分自身の価値を過小評価してしまう「心のクセ」が原因かもしれません。
多くの人は、自分の強みや価値に気づいていなかったり、それを言葉にするのが苦手だったりするだけです。そして、この「心のクセ」は、心理学でいう「自動思考」に深く関係しています。
自動思考とは、特定の出来事に対して、意識することなく瞬間的に浮かんでくる考えのことです。例えば、自己PRの場面で「うまく話せない」と感じる時、「どうせ私には大した強みがない」といったネガティブな自動思考が働いている可能性があります。
今回は、この「心のクセ」を理解し、自信を持って自己PRができるようになるための、3つの実践的なステップを、キャリアコンサルタントとしての視点からお届けします。
なぜ、「自己PR」が苦手だと感じてしまうのか?
- 「できて当たり前」という思い込み: 自分が当たり前にできていることは、実は他の人にはできない「強み」かもしれません。
- 完璧主義: 「完璧な成果を出さないと、強みとして語れない」と思い込み、小さな成功体験を見過ごしてしまいます。
- 他者との比較: 「〇〇さんの方がすごいから…」と、自分を他人と比べてしまい、自信を失ってしまいます。
これらの「心のクセ」に気づくことが、自己PRを成功させるための第一歩です。
「自分だけの物語」を語るための自己PR術3つのステップ
では、どのようにすれば自信を持って、説得力のある自己PRができるようになるのでしょうか。
ステップ1:「経験」を「物語」に変える
あなたのこれまでの経験は、ただの出来事ではありません。それは、あなたの価値観や強みを育んできた、あなただけの貴重な物語です。
- 実践:
- STAR法を活用する: 面接や面談で活用できる自己PRのフレームワークです。 Situation(状況)→Task(課題)→Action(行動)→Result(結果) この流れに沿って話すことで、あなたの強みが論理的かつ具体的に伝わります。
- 感情や学びを付け加える: 「その時、私はこう感じました」「この経験から、〇〇ということを学びました」と付け加えることで、あなたの人間性や価値観も相手に伝わります。
ステップ2:成果を「数値」で伝える
「頑張りました」「貢献しました」といった抽象的な言葉だけでは、相手にあなたの価値は伝わりません。成果を具体的な「数値」で表現することで、説得力を持たせましょう。
- 実践:
- 成果を数値化する: 例:「顧客満足度を10%向上させた」「業務時間を2時間短縮した」「チームの売上を〇〇円アップさせた」。
- 数値化が難しい場合は: 「これまで問い合わせがなかったお客様から感謝のメールをいただいた」など、具体的なエピソードを伝えることで、あなたの貢献度を示すことができます。
ステップ3:「弱み」を「成長の証」として語る
自己PRの場で、「弱み」を正直に話すことに抵抗があるかもしれません。しかし、弱みをどう克服し、それをどう活かそうとしているかを語ることは、あなたの「成長意欲」を示す強力なアピールポイントになります。
- 実践:
- 弱みを具体的に語る: 「人前で話すのが苦手です」
- その弱みを克服するためにどう行動したか語る: 「人前で話す機会を増やすために、社内勉強会で自ら発表する機会を作りました」
- その結果、何を得られたか語る: 「今では、会議で自分の意見を積極的に発言できるようになり、チームの課題解決に貢献できるようになりました」
キャリア支援者として、あなたの「自己PR」に伴走します
自分の強みを客観的に見つめ、説得力のある言葉にすることは、一人では難しいものです。
私たちキャリアコンサルタントは、あなたの「隠れた強み」を共に発見し、それを自己PRという「あなただけの物語」に組み立てるお手伝いをします。模擬面接などを通じて、自信を持って自分の価値を伝えられるようになるまで、伴走いたします。
自分自身の価値を信じ、それを言葉にすることで、あなたのキャリアは新たなステージへと進むでしょう。
キャリアの小径 Vol.31
【あなたの「自己PR」をHappathが全力でサポートします】