🌱 40代のキャリアの転機に。「これからの自分」を再構築するアセスメントツールの活かし方

40代を迎えると、仕事や生活の中でさまざまな変化が訪れます。

役職への就任や後輩の育成、あるいは自身の専門性の再確認。一方で、体力的な変化や家族のライフステージの変化など、これまで走ってきたスピードを少し緩めて「この先のキャリア、本当にこのままでいいのだろうか?」と立ち止まる瞬間が増えてくる時期でもあります。

20代・30代の頃の自己理解が「可能性を広げるため」のものだったとすれば、40代の自己理解は「これまでの歩みを深く紐解き、自分らしい後半戦を再構築するため」のものへと変化します。

今回は、そんな40代の転機において、アセスメントツール(診断や心理検査)をどう味方につけていくかについてお話しします。

なぜ、40代の転機に「ツール(診断)」が役立つのか?

40代になると、長年の社会人経験の中で自分なりの「仕事のやり方」や「考え方のパターン」が強固に固まっています。これは大きな強みである反面、自分自身の「本当の強み」や「思考の癖」が当たり前になりすぎて、一人では見えにくくなっている状態(無意識の領域)自由でもあります。

そんな時、客観的なアセスメントツールを活用することで、次のような気づきが得られることがあります。

  • 「積み重ねてきた経験」を客観的に評価する(CADS&CADIなど) キャリア発達診断などを使うと、これまでの経験や課題が客観的に可視化されます。「自分には特別な実績がない」と感じていても、実は豊かな経験やスキルが蓄積されていることにハッと気づかされる瞬間があります。
  • 「仕事のやりやすさ・癖」を再点検する(TEGなど) 交流分析に基づくエゴグラムなどを通して、自分のコミュニケーション傾向やストレス耐性をチェックします。立場が変わって後輩指導や組織マネジメントに悩む40代にとって、自分の「対人関係の癖」を客観視することは、新しい環境へ適応するための大きなヒントになります。
  • 「現実的な選択肢」とすり合わせる(OHBYカードやキャリアインサイトなど) これからの働き方や転職、社内での役割変更を検討する際には、職種の現実的な条件が書かれたカードワークや、データに基づいたシステムなどが有効です。「やりたいこと」と「現実的な市場のニーズ」を冷静にすり合わせることができます。

診断はあくまで「選択肢のひとつ」。主役はあなた自身です

ここで一つ、とても大切なことをお伝えしておきたいと思います。

今回ご紹介した各種アセスメントツールは、「必ず受けなければいけないテスト」ではありません。

キャリアコンサルティングの場では、ご相談内容やその時のあなたのお気持ち、状況に合わせて「もしよろしければ、こんなツールを使って客観的に整理してみる方法もありますよ」と、キャリアコンサルタントから一つの選択肢としてご提案するものです。

受けるかどうかを決めるのは、どこまでもあなたご自身の自由です。診断を使わずに、じっくり対話だけで思考を整理していくことも全く問題ありません。

また、もしツールを活用した場合でも、その結果は「絶対的な答え」ではなく、あなたとキャリアコンサルタントが対話を深めるための「小さな鏡」に過ぎません。

「診断では◯◯と出たけれど、自分の感覚としてはどうかな?」 「確かにあの時のプロジェクトでは、この強みが出ていたかもしれない」

このように、データと実際の経験を照らし合わせながら、「あなた自身がどう感じるか」を何より大切に紐解いていきます。

キャリア支援者として、あなたの「後半戦の地図」を共に読み解きます

「40代になって、これからのキャリアに漠然とした不安がある」 「一度客観的な視点を取り入れて、これまでの経験を整理してみたい」

40代のキャリアの悩みは、積み重ねてきた時間が長い分、複雑で一筋縄ではいかないことも多いものです。

キャリアコンサルティングでは、必要に応じてアセスメントツールやジョブ・カードなども活用しながら、「これまでの歩み」と「これからの可能性」を第三者の視点から丁寧に整理するお手伝いをします。

これまでに蓄積してきたあなただけの宝物を、これからの人生でどう活かしていくか。焦らずじっくりと、あなたのペースで「納得のいく未来の地図」を描いていきましょう。

キャリアの小径 Vol.74

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